引越しマニュアル

マニュアル

新しいお部屋が決まったら、いよいよ引越しの準備です。移動する荷物の梱包、車の手配、役所への届け出などなど。引越しは比較的長期に渡る大仕事。だから不安やギモンは早めに解決。堅く上手なお引越しポイントを公開。

 

Q何からやったらいいの?

Aまずはスケジュール作りから

引越しの準備は1か月前から始まっています。賃貸から引越すときは旧居の解約、引っ越しの見積もり、荷造り、役所への届け出、金融機関や免許証関連の住所変更、電気、ガス、水道、電話など。頭の中だけで整理するのはちょっと大変。ドタバタしていると、「あれを忘れた、これも忘れた」のオンパレードになってしまいます。そこで、引っ越し前にはまずスケジュール作り。特に役所への届け出は平日にしかできませんから、一人暮らしの人は取りこぼしの無いよう、チェックシートの作成は必須です。

 

Qできるだけ安く済ませるには?

A素人作業では高くつくことも、、、

なるべくお金はかけたくないから、引っ越しは友達に手伝ってもらうという人も少なくないでしょう。確かに、荷物が少なく比較的近距離での引っ越しなら親しい友人の手を借りるのも悪くありません。が、そこは悲しいかな素人仕事。もし間違って何かを壊してしまったら、、、。お友達は好意で手伝ってくれたのだから、文句を言うわけにもいきませんし、壊した人もあまりいい気分はしないはず。お礼や、皆さんに振る舞う食事代なども考えるとその出費はバカになりません。ということで、引っ越しにはやはりプロの手を借りるのが一番。専門業者に頼めば荷物に保険もかけられるので、イザという時も安心です。荷物が少なければ格安の単身パックや赤帽利用などがお勧め。見積もりは2~3社から同時に取るようにしましょう。

 

Qとにかく荷物が多くて

A引越しはいらないものを整理する絶好の機会

整然と収納されていると、物は少なく感じられます。ところが梱包を始めると、どこにこんなもの入っていたんだ!と驚くこと然り。アッと驚く荷物の量に右住左住する前に、まずはいらないものを選別しましょう。あることさえ忘れていたものは、今後も使う可能性は限りなく低いのです。思い切って捨てる勇気を持ちましょう。中でも粗大ゴミは、管轄の清掃局に連絡し、料金の確認と回収の予約を入れてからでないと捨てられませんので選別は早めに。引越しの極意は捨てる事。荷物はシェイプしてスマートな引越しをしましょう。

 

Qどこに何を入れたかわからなくなっちゃった

A段ボールには番号をふってリストを作る

段ボールの側面に「冬服」「台所用品」などと書いていても、具体的に中に何が入っているかわからなくなってしまうもの。かといって、中身を全部段ボールの箱に書くのは大変。全部開けなきゃわからないとうい状況に陥らないように段ボールには「冬服1」「台所用品1」などと番号をふって、面倒がらずに中身のリストを別に作成しておきましょう。また、番号は箱の側面(4面)と上の5か所に書いておくと、どこからでも見つけやすくなります。

 

Q新築でも掃除は必要

A新居のお掃除は現状チェックの為にも必要です

一県、キレイに整えられた新居であっても、隅には内容工事で出た切りくずやドアの開閉でたまったほこりなどが溜まっているものです。引越しの1週間くらい前には徹底した掃除をしておきましょう。これは部屋をキレイにするだけでななく、部屋のチェックも兼ねています。床や壁の汚れやキズ、いずれ修理が必要になるだろう不具合を見つけたら、引っ越し前に管理会社に連絡をしておくと揉め事が回避できます。証拠として写真を撮っておくのも得策です。

 

Q全部梱包してしまって、気が付いたら大事なものが荷物の奥へ

A貴重品はもちろん、当日必要なものは別にまとめて手元に置く

引越し先で必要な物が出てこなくて慌てて荷時をするなんてことがよくあります。どこに入っているか分からない時には泣きたくなりますね。貴重品や引越し前後に必要になる物は梱包せず、旅行用バッグなどにひとまとめにしておきましょう。2~3日の小旅行のつもりで着替えや洗面用具などもバッグに。

 

Qペットも一緒に引っ越すのですが

A犬の住所変更も必要です

愛犬も一緒に引っ越しをするときは、犬の住所変更もしておきましょう。届け出は地域によって異なりますが、印鑑を持って旧居管轄の市区町村役場にいき、廃犬届けを出して旧鑑札を受け取ってください。これは人間の転出届と同じです。新居に移ったら旧鑑札を持って新居管轄の市区町村役場に行き、再登録をします。大事な家族の一員ですから、忘れずに。

 

Q引越し専門業者でも、作業員の方には心付けが必要と言われました。

A現金を包む必要はありません。でも、、、

慣例ですから、作業員には数千円程度の心付けをしてくださいと営業マンに言われた方がいたそうです。「地域によってはそうなのかな?」と思ったそうですが、これは間違い。引越し料金には作業員の人件費も含まれているのですから、改めて現金を包む必要はありません。しかし、だからといって自分の為に汗を流して働いている人を無視するわけにはいきません。「ご苦労様」の気持ちを、荷物搬出後、移動前に缶ジュースを渡すなどして示しましょう。またやたら心づけを強要する業者は避けた方がよいでしょう。